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vs 横浜FM
ヤマハスタジアムで J1第7節 磐田-横浜FM 戦を観戦してきました。
磐田戦の観戦は浦和戦@埼玉以来、約半年振り。
ヤマハスタジアムでの観戦は福岡戦以来の11ヶ月ぶりとなりました。

P1040963.jpg
ヤマハだー!ゴール裏から観戦です。

前節、敵地日本平でのダービーで今季初黒星を喫したジュビロ。
比較的上位に留まれている現状を維持するには、連敗することはできません。
しかも相手は、現在絶不調で開幕から公式戦の勝利がない横浜Fマリノス。
ホームゲームでもあり、今日はなんとしてでも勝ちたいところです。


さてこの日の夜磐は、珍しくスタジアムグルメに手を出しました。
P1040962.jpg
ヤマハスタジアム最強グルメの呼び声高いコロネット。
お値段400円。高い!!
でも普通に美味しいです。Bゲート前の広場で売っていますので、
興味のある方は是非是非ご賞味あれ~♪


磐田のスタメンはいつも通り・・・ではなく、前節から少し変えてきました。
CBの千代反田が怪我で離脱した最終ラインは、右から駒野、チョ、藤田、宮崎。
ボランチは小林と康裕、2列目には山田、松浦、ペクが並び、1トップは前田。
清水戦の前までの形です。どちらかというと、清水戦でちょっと冒険したような
形だったのでしょうかね。ペクはリーグ戦では第2節鳥栖戦以来の先発です。

P1040967.jpg
W-UP中。間近で見るとプロのシュートは凄いですね。
ボールが飛んでこないか冷や冷やしました。

P1040973.jpg
選手入場。さあ行くぜ!!


試合は開始直後からほぼ一方的な横浜FMペース。
大黒が飛び出してきたり小野が切り込んできたり中村が縦パス放り込んできたりと、
守備を縦横無尽に引っ掻き回されます。
今季は比較的高いラインを保つことが多い磐田の最終ラインが、Fマリがボールを保持している
最中はゴール近くにベッタリ張り付いてしまい、空いたバイタルエリアをシュンスケナカムーラに
面白いように使われてしまいました。

なぜこんなことになったかというと、開幕戦でFマリと対戦した柏に発生した現象と同じです。
飛び出しが得意な大黒に裏を取られることを嫌ったCBが、ゴール前にスペースを作らない
ように自陣に後退してしまう状態ですね。
加賀さんがいれば裏を取られてもスピードにモノを言わせて追いつけますが、
残念加賀さんはもう磐田にはいません。確かに後退しておくのが無難ではあります。
そんな中で八田は上げろ的な指示を大声で叫んでました。すげぇ度胸だなぁ・・・。

そうなると磐田としてはさらにスペースを埋めるために2列目の選手たちを守備に参加させざるを
えないのですが、その結果どうなってしまったかというと敵陣に前田しかいない展開。
ロングボールを当てても周りには敵しかいないので簡単に奪われます。
じゃあ2列目の上がりを待とうとすると、あがる頃には横浜の選手が自陣に戻っているので
スペースがありません。さらに前線からのチェックがしつこいので前に出す余裕がなくなり、
バックパス→バックパスで八田まで後退、八田のキックがいつも通りラインを割って
Fマリボールに。じゃあサイドバックのところで時間を作ってラインを上げようとすると
Fマリの選手が猛然とチェックに来るのでCB→八田と戻ってラインを(ry

つまり、打つ手なし。

なんだよFマリ、今季開幕戦勝利ナシとか言ってる割にめちゃくちゃつえーじゃねーかと
悪態を吐いていたら、山田の反則級ミドルが炸裂。

なんの前触れもなく磐田が先制しました。


バケモノかコイツ。

これはちょっとFマリが気の毒でした。
綿密に練ったプラン通りに試合を進めて、磐田をほぼノーチャンスに押さえ込んでいたにも
関わらず、こんな個人技ありきのスーパーミドルを叩き込まれてしまっては、
戦術も試合の流れも何もあったものではありません。
正確な戦術が必ずしも勝利に結びつくものではないのがサッカーの面白く、かつ残酷な
ところでありますが、それにしたってこれは残酷すぎるなぁ・・・というのが率直な感想。

この一点でプッツンきてしまったのか、直後からFマリの選手たちの態度が目に
見えて悪化するという残念な事象が起きました。
オーバーラップが実らなかった栗原が、悪態を吐きながらコーナーフラッグをブッ叩いて
傾かせたまま立ち去っていった時は、「おォい直せや!!」と叫んでしまいました・・・。

そんなこんなで、不思議な不思議な前半45分が終了。
形だけでも磐田はリードして後半を迎えます。

ハーフタイムに身体を動かす菅沼ミノル(左)
P1040975.jpg
開幕からリーグ戦では全試合で先発を務めてきたミノルですが、
この日は今季初めて先発を外れた上に結局出番ナシ。
うーん、前節そんなに悪かったようには見えなかったんだけどなぁ・・・。
もっかいスタメン奪取を目指して頑張れ!!

さて後半ですが・・・
45分間ずっと磐田が守って終わりでした。

いや、手抜きではなく本当にずーっと守ってました。
後半は逆サイドになったのでラインがどうとか見えませんでしたが、
クロスをバッカスカ放り込まれてシュートもドカドカ打たれてサイドもガツガツ抉られながら
ひたすら時間が過ぎるのを待っていました。いや、本当に失点しなかったのは奇跡の一言。
中村のクロスに大黒がニアで合わせたシーンなんか、入らない方がおかしいと思います。
他にも、齋藤のゴールがオフサイドで取り消されたり、PKっぽいシーンがFKになったりと、
なんかもうすげー幸運だなぁ・・・と思う場面がてんこ盛り。
Fマリサポさん方からすれば「なんでだよ!」てシーンがたくさんあったことでしょう・・・。

とはいえ、チョの高さを活かした跳ね返しや藤田のクレバーな読み、
ここぞというところでの八田の好守があったこともまた事実です。
運も多分にはありましたが、磐田の選手たちの頑張りも評価されて然るべきでしょう。
特に八田に関しては、納得のMVPと言わざるをえません。キックはアレでナニですが。


さて、この日は開幕前の骨折で離脱していた山崎亮平がついに今季初出場を果たしました。
P1040976.jpg
うおー!!亮平!亮平!!!

30分という短い時間ではありましたが、縦への突破やテクニックで、随所で光るものを
見せてくれました。まだコンディションは4割程度しか整っていないそうですが、
これからどんどん調子を上げていってもらいたいところです。


とまぁ、いろいろありましたが、結局のところはですね・・・

ジュビロ、Fマリに完封勝利!!!

P1040980.jpg
うお~やった~!!


依然として課題はかなり残っていますが、それでもかいまくから7試合で積み上げた勝点は
今日で14に達し、片手で数えられる順位に留まっているなら上出来も上出来です。
悪い内容で残留するのと良い内容で降格するなら、絶対に前者をとるべき。
その点、チームを作りながらある程度勝点を稼げている現状は少なくとも憂うものではありません。

なにより、勝つと嬉しいしね!!



そんなこんなの、磐田戦記でした。
次の観戦はGWの川崎戦@等々力になりそうです。
このまま勢いに乗って、少しでも降格圏から離れていきましょう!!

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試合の感想 |comment(2) |trackback(0) |
修羅のジャングル
「これは・・・困ったなあ」
南河内は、そう呟いて周囲を見渡した。
彼の周囲にあるのは、見たこともないほど背の高い木々。
決して小さくない彼の身体だが、今はその身体も生い茂る植物に覆い尽くされてしまっている。
ここは一体どこなのか。南河内は皆目見当がつかない。
訪れた経験はおろか、写真で見た記憶すら彼の頭にはなかった。
彼の記憶によれば、今の彼は大好きなセレッソ大阪の試合を見に
キンチョウスタジアムに行くために、いつも利用する電車に乗っているはずだ。
だがしかし、少しボーっとしているうちに、見たことも聞いたこともない土地に
突然その身を放り込まれていた。

「くそ・・・いったいどうなってんだ・・・」

顔をしかめて呟く南河内。
平日は激務に身を投じる彼にとって、休日は非常に貴重な時間だ。
一分一秒も無駄にすることはできない。
早く出口を探して、スタジアムに行こう。
そう志して歩き出した彼は、下半身に急激な違和感を感じて立ち止まる。

「・・・って、うわ!?俺、パンツはいてねぇし!!!」

なんとうことだろうか、彼は下脱ぎという非常にマニアックな恰好だった。
いつの間に脱げたのだろうか、道理で肌寒いわけである。

「マジかよ・・・!クソ、これじゃただの露出狂じゃねぇか・・・!」

そう呟く南河内。ついさっきまでは誰か人を見つけて助けを請おうと思っていたが、
今のままでは下手に人前に出ると即刻警察に連行されてしまう。
まずは着るものを探さなくてはならなくなってしまった。

「まぁ落ち込んでてもしょうがないし・・・早く着るものを見つけよう」

素早く気持ちを切り替え、動き出す南河内。
鬱蒼と茂る木々をかき分け、進んでいくと・・・探していたものが落ちていた。
少し開けた野原の真ん中に、ボクサーパンツが落ちているではないか。

「よっしゃ、あのパンツをもらってしまおう」

そういってパンツの傍まで歩み寄る南河内。拾い上げ、おもむろにそのパンツに足を通す。
久々に下半身で味わう衣服の感触。状況は良くなってはいないものの、
パンツという慣れ親しんだ存在により、彼の心には少しばかりの余裕が生まれ始めていた。

「うーむ、大阪にこんな場所があったのか。帰ったら go○gle earth で調べようかな」

だがしかし、そんな彼の余裕を一瞬にして奪い去る出来事が起こった。
彼が目視している方角とは反対側の草むらから、大きな影が南河内に突進してきたのだ!!!

「うわっ!?あぶねぇ!!」

気配を察知し、咄嗟に身をよじる南河内。先ほどまで南河内の顔があった場所を、
岩のように大きな拳が通過した!
直撃こそかわした南河内だが、風圧で3mほど吹き飛ばされた。

「クソ、いってえな!!なんだよ!!!」

そういって起き上がった彼の目に入ったのは―――
先ほどまでの自分と同様に、下半身を剥き出しにした一人の男だった。
上半身には、某関西のユニフォームを着ていた。

「なっ!?一体誰――!?」

正体を問おうとする南河内。しかしその発言は、突如現れた男の
咆哮によりかき消された。

「パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンンンンンンンンンンンン
ツウウウウウウウウウウウウウウウああああああああああああああああ!!!!」

その男を中心に、周辺に台風のような強風が吹き荒れる!!
河内は混乱し、その場に立ち尽くすことしかできない。
だが、事態は河内に棒立ちを許さなかった。
雄叫びをあげる男が不意に静かになり、上半身をかがめる。
まるで、今すぐ飛び出そうとしているかのように―――!!!

「うわああああああああああああ!!!」

ロケットのような勢いで飛びかかってきた男をギリギリでかわす南河内。
だが攻撃は止まらない。南河内に突撃をかわされた男は、木の幹の反動を
利用してすぐさま南河内に飛びかかってくるではないか!
一撃目でバランスを崩していた河内は二度目の突進をかわしきれず、
下腹部に拳撃を受けてしまった。

「ぐぁああっ!」

うめく南河内。だが、彼とてセレッソ大阪のゴール裏でもまれ続けた猛者だ。
攻撃を浴びるのと引き換えに、男の腕をがっちりとホールドする。
そしてその腕を、本来は曲がるはずのない方向へ折り曲げる!

「その腕もらうぞ!はあああああああああああああ!!!!」

しかし、腕の機能を奪うことはできなかった。
男は腕をつかまれたまま身体を翻し、体重を河内に預けて無理矢理ホールド状態から脱出したのだ。
そのままバックステップで河内の視界から消え、射程距離から離れるその男。
一瞬の静寂が辺りを包む。

「ちィ・・・」

顔をしかめる南河内。だが今の一瞬で、河内は目の前の男に関する様々なデータを収集していた。
一つは、この男が極端に近接戦闘に慣れていること。教科書や御稽古で習ったものとは違う、
実戦の中で磨かれた、極めて実践的なものだ。
そしてもう一つが――――

「なぜだ。なぜ、パンツを狙う!?」

そうなのだ。無差別なように見えた男の攻撃は、実は彼の履いているパンツを
奪うための動作に特化していたのだ。上手くカムフラージュしようとしていた
半裸男だが、パンツレスリングの動画を日常的に嗜んでいる南河内には
パンツ狙いの攻撃を見抜くのはさほど難しいことではなかった。

南河内の問いかけに、先ほどとは打って変わって黙り込む半裸男。
南河内の目には、彼は何か言いたいことを飲み込んでいるように見えた。

「日本語は通じるだろう?話してみてくれよ。何か、力になれるかもしれない」

優しく問いかける南河内。脱出の手掛かりにするという思いがなかったわけではない。
だがしかし、それ以上に、彼は半裸男の身を案じていた。
慣れ親しんだJリーグのユニフォームが、彼の母性本能を刺激したのかもしれない。

彼の問いかけに対し、半裸男はそれまで目に宿らせていた怒気を緩ませ、
不安そうな表情を浮かべることで答えた。なんとか話をすることはできそうだ。
南河内はゆっくりと歩み寄り、彼の右手に向かって自身の右手を差し出した。

「俺は南河内。セレッソ大阪のサポーターだ。Jリーグを愛する者同士、よろしく頼むぜ」

自身もJリーグのサポーターであることをアピールし、共通意識を持つことで
より親密な関係を築こうとする意図があったセリフだが、しかしてこれは大失敗だった。

「あァ・・・セレッソ・・・?」

"セレッソ大阪"という言葉を聞いた瞬間、半裸男の目に攻撃色が復活した!!

「セレッ・・・ソ・・・メ・・・ルダ・・・」
「え?なんだって?」
「セレッソメルダァアアアアアアアアアアアア!!!」
「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!」

再度響き渡る半裸男の絶叫。驚きながらも南河内は、
自身が意図したコミュニケーションが失敗したことを悟った。

「チィッ!狂信者かよ!」

再び前傾姿勢をとり、攻撃に移ろうとする半裸男。
この瞬間、南河内は素早く決断した。
貴重な手がかりとなりえる人間だが、これ以上は自身の身に危険が及ぶ。
彼から得られる情報と五体満足を天秤にかけるなら、後者だ。
やるしか、ない!
この決断の速さが、彼の下半身を救った。攻撃体勢をとっていた半裸男が、
再び彼のパンツに向かって鋭く突進する。

「パアアアアアアアアアアアアアンンンンンンツウウウウウウウアアアアアアアアアアアアアア!!」
「させるかああああああああああああああああ!!!」

素早く横に飛んでかわす南河内。しかし、それだけではない。
先ほどの戦闘から、半裸男が間髪を入れない連続攻撃を繰り出すことはわかっている。
返しの太刀を使わせないよう、南河内はかわし際に履いていた靴を男の顔面に向かって投げた。

「フジギャ!?」

半裸男は突然ふさがれた視界に戸惑い、足を止める。
生じる隙。その隙を見逃すほど、南河内も阿呆ではない。

「もらったァァァァァァァァ!!」

南河内は素早く半裸男の懐に潜り込み、自慢の体重にモノを言わせてマウントポジションに移行した。
手数は必要ない、額を殴打して気絶させるだけだ。南河内は右手を振り上げ、強烈に額を打ち付けた。
勝った。そう思わせるに十分な展開だった。だが、彼の右手に返ってきた攻撃の反動は、
人間の身体を打ち付けたもののそれとは全く異なる感触だった。
なにかもっと固いものを殴った時のような感覚―――。

「なっ・・・丸太!?」

南河内が組み伏せたと思っていた半裸男が、いつの間にか大きな丸太になっていた。
彼が打ち付けたのは、半裸男の額ではなく丸太の節だった。
予期せぬ事態に、一瞬混乱する南河内。その混乱を覚ましたのは、
背後からの強烈な殺気だった。南河内は鋭く振り返ったが、もはや手遅れだった。
彼の視界に、ミサイルのような勢いで突進してくる半裸男が映る。

「ま・・・さか・・・変わり・・・身・・・?」

それが、南河内がまともに発することができた最後のセリフだった。
突進してきた半裸男に逆にマウントポジションをとられた南河内は、
抵抗する間もなくはいていたパンツを脱がされてしまったのだ。

「っしゃああああああああああああああああああああ!!!」

半裸男の勝利の雄叫びが周囲にこだまする。
南河内は、その姿を横たわったまま眺めることしかできない。
そんな南河内の目の前で、不思議な現象が起きた。

冷静を取り戻した半裸男の前に、突如ドアが出現したのだ。
そう、それはまるでドラえもんの"どこでもドア"だった。
そのドアを見た男は、一瞬驚きの後、何かに期待するような表情で
ドアに手をかけた。少しずつ、しかし確実に開かれていく扉。
身体の向きが悪いせいで、南河内はドアの向こう側を見ることができない。

なんだ、何があるんだ――――
その疑問を解決するのに、視覚は必要なかった。
ドアの向こうから聞こえてくるのは、大勢の人間が歌う声。
響きわたる手拍子と太鼓。そして聞きなれたアナウンス。
「GOOOOOOOOOOAL!!ただ今の得点は―――――」

次の瞬間、南河内は動かないはずだった身体を俊敏に起こしていた。
日常がある。ドアの向こうには、俺が一番愛してやまない、Jリーグという日常がある!!

「まっ・・・!」

叫びは声にならなかった。ただひたすらに、ドアの向こうに消えて行く男に
ついていこうとした。俺も、その日常に――――!
しかし、先ほどまでの錯乱ぶりとは似ても似つかない表情を浮かべる男が、
振り返って南河内を見据え、優しい目つきでこう言った。

「横着をしてはいけないよ。これが、この場所のルールなんだから」

その一言を残し、男はドアの向こうに消えて行った。
ドアが閉じられた直後、その扉は現れた時と同様、その場所に何もなかったかのように
消えていった。

日常への帰路は閉ざされてしまった。だが不思議と南河内に絶望はなかった。
先ほどまでは動かすことすらままならなかった身体がいつも通り、
いや、いつもよりも鋭敏に動きそうな感覚すらある。

「ルール・・・」

南河内には、去り際に男が言っていたルールの意味はわからない。
だがしかし、目の前で見た現象だけで、彼がこの後何をすればいいのかは
手に取るようにわかった。

「フフ・・・クククククク・・・」

意図せず口から笑いを漏らす南河内。
まるで、今まで自分の中に存在しなかった生き物が突如として目を覚まし、
思考回路と身体を乗っ取ろうとしているかのような、言葉では言い表し難い
感覚が全身にまとわりつく。

「ハハハハハハ・・・ハァーッハッハッハッハッハッハッハァ!!!」

もし今笑い声をあげている南河内を彼の知人が見ても、
南河内だと判断することはできないかもしれない。
狂気に満ちた目が、ぐるりと自身の周囲を見渡す。
ふと見ると、自身の前方で赤いユニフォームを着た
下半身裸の男が、地面に落ちたパンツを拾い上げていた。

そうだ。そうなのだ。
たとえ帰る道が今この場に存在しないとしても――――


「・・・お、パンツだ。ラッキー、借りてしまおう」


俺の―――――


「う・・・あ・・・パ・・・」


この力で―――――


「パアアアアアアアアアアアンンンンンンンンンツウウウウウアアアアアアアアアアアア!!!」
「うわあああああああああああああああああああ!?」


―――――切り開けばいいのだ。

Fin.



あほがき
皆様こんばんわ!夜磐です。
短編BL小説第二段をお読みいただき、本当にありがとうございます。
本作は、以前に書きかけてお蔵入りになったものを加筆・修正した上で
皆様にお送りしています。本来であればそのまま HDD の肥やしになっていた
作品ですが、あらすじを公開したところ「そんなの知るか」や「訴えるぞ」等、
予想以上の反響をいただいたため、完結させての公開に踏み切りました。
いつも僕の力になるのは、皆様の温かいご声援です。

今回は、サッカー色が全くなかった前作と異なり、所々にJリーグに関する
表現が含まれています。これは、前作の時点でやりたいと思っていたことなのですが、
諸事情により前作では削除せざるをえませんでした。なので、今回サッカーに関わる
表現を達成できたということで、感慨深い気持ちになっています。

また、パンツレスリングを題材にした短編も、以前から意欲のある分野でした。
もう少し戦いの様子を詳細に書きたいと思う部分もあるのですが、
冗長になってしまうので今回は諦めました。南河内くんがあっさりパンツを
脱がされてしまっているのが、少々心残りでもあります。
これは、次回へ向けた宿題としておきます。

それでは、この辺で。


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桜の木の下
ベガルタ仙台 2-2 ジュビロ磐田

サポーター誰一人予想していなかったまさかの首位決戦。
終了間際の失点で勝利を逃し8年ぶりの首位ならず、4位に後退。
うーむ、Jリーグは甘くないってことを再認識させられましたな。
試合は見てませんが、聞いた限りだと相当いい試合だったそうですね。
他サポさんからも良い評価を得られる試合ができるというのは、
簡単そうでいてとても難しいこと。
森下監督の手腕の実際のところの是非をはっきりと断言することは
できませんが、少なくとも悪い状態ではなさそうですね。うむ、いいことだ。

来週は静岡ダービー。ライバルを倒して再び上を向いていこうぜ!



そんでまぁ、こっからはサッカーとは無関係の話をば。


昨日、知人らと共に、立川にある昭和記念公園へ行ってきました。
桜の季節だし、桜の木を眺めながら散歩しようかということで、
シートもお弁当も持たずにノープランで集合。
空も夜磐の外出時にしては珍しい雲一つない快晴で、
雨続きだった最近の週末とは異なる絶好の散歩日和でした。

昭和記念公園は、以前から気になりつつもなかなか行けずにいたスポットでした。
夏には花火、冬にはイルミネーションと、季節に合わせた様々なイベントが開催される
イベント好きな公園として知られていて、桜の名所としても有名。
毎年この時期には桜祭りが開催され、来場者を集めています。
この日は桜開花予想後最初の週末ということもあって、園内には大勢の人がいました。

桜2

残念ながら満開状態ではありませんでしたが、
ところどころに咲き誇る桜はやはり綺麗という他ありません。
感受性が鈍い夜磐の心にも、訴えかけるものがあります。


思っていたよりも敷地が広大で、「あれ、今どこ歩いてんだっけ」ってなったりしましたが、
初めて訪れる場所での散歩は、新鮮さがあって非常にいいものです。
天気が良く過ごしやすい気候だったこともあって、かなり気分が良かったです。
日常で濁った心が洗われていくような感覚が・・・w

散歩は大体、一人で気の赴くままに無軌道で動くタイプですが、
複数人で話をしながら歩くのもまた楽しいものですね。
ゆっくり歩くのも全然苦にならなかったり。
だけど慇懃な~こ~の胸は~饒舌にはなれない~♪

桜1


とまぁ、探るにも大して苦にならない記憶を文章にしてみました。
結局何かといいますと、春の昭和記念公園はいいところでしたってことです。
ボキャブラリーが足りなさが記憶の鮮明さを裏切っているのが残念なところ。

桜を見に行くもよし、人が少ない日を狙って物思いに耽るもよし、
一度、昭和記念公園に足を運んでみることをお勧めします。



余談ですが、立川は人気アニメ「とある魔術の禁書目録」の聖地です。
背景を実際の風景からアレンジして使うアニメが多い中で、「とある」は割と忠実に描写するので、
容易に特定できます。立川駅前なんかは頻繁に登場する場所ですので、
「とある」が好きな方は散歩と併せて楽しんでみてくださいね!
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